前回はCloudera Managerを5.7にアップグレードしました。
今回は各コンポーネントのバージョンアップを行います。
一番上のメニューからParcel(箱が包んであるようなアイコン)をクリックします。ParcelとはCloudera Managerの独自パッケージ形式です。
このバージョンのCDH5は5.5.0-1のみが有効になっているので、5.7を追加するには多少設定をする必要があります。
「設定」ボタンを押して、リモートレポジトリのURLに以下を追加します。
新しいParcelのチェックをクリックすると、5.7.0-1が表示されるようになりました。「ダウンロード」ボタンをクリックし、Parcelをダウンロードします。ダウンロードには多少時間がかかるかもしれません。
ダウンロードが終わったら、各マシン(とは言っても今回は1台だけですが)に配布しましょう。
配布すると「アップグレード」が選択できるようになりました。
ここからアップグレードするか、トップ画面のメニューからアップグレードを選択することができます。
アップグレードを選択するとウィザードが開始されます。手順に従って進めましょう。
ドキュメントはちゃんと読みましょうね。
アップグレード時にはエラーチェックが行われます。今回は問題ありませんでした。
ホストインスペクタにより、インストールされているシステムのバージョン、カーネルの設定などが検査されます。
アップグレードの際の手順を選びます。今回はインストール時に全て再起動する「フルクラスタの再起動」を選択しました。
あとは待つだけです。手作業でアップグレードをするとミスを起こしやすいものですが、20ステップが終わるのを待つだけです。(アップグレード時にエラーが生じた場合のトラブルシュートは面倒ですが、、、)
しばらく待った後、無事にアップグレードが完了しました。続行を押して完了します。
CDHも5.7.0にアップグレードされました。
このように、Cloudera Managerを使うことで、煩雑なバージョンアップ作業を比較的容易に行うことができます。手作業では、特に台数が多い場合にミスが生じやすいですが、こういうツールを使うことで運用が楽になるでしょう。
Cloudera Quickstart VMを5.7にアップデート(3)

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